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新潟県三条市の点滴療法専門のクリニック。ヒルズクリニックです

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0256-64-7451

〒955-0803 新潟県三条市月岡1-23-43

治療方針policy&FAQ

治療方針

患者様一人一人の症状や生活環境を考慮し、患者様の立場に立った医療を心がけます。
超高濃度ビタミンCを中心とする点滴療法を行います。

治療の流れについて


完全予約制です。初めての方はお電話でのご予約をお願い致します。
TEL. 0256-64-7451 (休診日:日曜、水曜、祝日)


  1. 初診時

    問診票をご記入いただきます。
  2. 問診

    現在の症状をお聞きします。料金のご説明を致します。
  3. 医師との面談

    現在の症状、治療のご希望をお聞きします。有効な点滴療法の内容、回数、期間を提案致します。                         ※資料(画像や血液検査、病状説明用紙など)がございましたらお持ち下さいませ。
  4. 治療

    実際に点滴を行います。

超高濃度ビタミンC点滴療法


「超高濃度ビタミンC点滴療法」の「超」とは?

外科手術後など、保険診療で認められているビタミンCの点滴量は1回2gまでです。美容整形外科では"美白点滴"と称して"点滴"でビタミンCを投与しますが、一般的な投与量が5g、「高濃度」で10〜20g程度とされています。当クリニックでは1回60gという「超高濃度」を投与するのが特徴です。
「超高濃度ビタミンC療法」は米国で研究、臨床試験が行われているガンの代替統合医療で、1975年、米国カンザス州に設立された「人間機能改善センター」(2010年9月にリオルダン・クリニックに改名)で基本プロトコル(治療手順)が確立され(開発者、リオルダン博士の名をとって『リオルダン・プロトコル』と呼ばれます)、現在では同クリニックで年間3000件のガン患者さんに治療が行われています。
日本では2006年10月、私の恩師である柳澤厚生先生(国際オーソモレキュラー医学会会長、点滴療法研究会会長)が、鎌倉にあるスピックサロン・メディカル・クリニックで全身転移した悪性リンパ腫の患者さんに行ったのが最初で、現在では点滴療法研究会に加盟するクリニックを中心に、日本全国で行われています 。


なぜビタミンCがガン細胞を殺すのか?

ビタミンCは自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますが、生体内ではその時に大量の過酸化水素を発生させます。正常な細胞は過酸化水素を中和する酵素(カタラーゼ)を持っていますが、癌細胞にはこの酵素がなく、過酸化水素を中和できずに死んでしまう、というのが抗がん作用の作用機序と考えられています。すなわち、高濃度のビタミンCは"副作用のほとんど無い抗がん剤"と考えられます。
実験の結果、抗がん作用を期待するにはビタミンCの血中濃度が400mg/dl以上必要とされ(健常者血中濃度は1〜2mg/dl、経口で10gのビタミンCを摂取しても2〜3mg/dl程度までしか上昇しない)、そのためには成人で50〜60gのビタミンCを点滴で投与することが必要です(「超高濃度」の60gはここから由来しています)。
また、強力な抗酸化作用により組織の酸化を予防し、コラーゲンの生成を促進することから、アンチエイジングとしても効果が期待されています。(アンチエイジングの場合は1回25〜30gを点滴します。)


どのような種類のガンに有効?

これまでの報告や研究から脳腫瘍、肺ガン、胃ガン、大腸ガン、膵臓ガン、肝臓ガン、膀胱ガン、腎臓ガン、乳ガン、前立腺ガン、卵巣ガン、悪性リンパ腫、白血病、その他多くのガンに効果があると言われています。同じ部分のガンでもビタミンC点滴には個人差があります。ビタミンC点滴はガンの縮小効果だけでなく、生活の質(QOL)の改善や延命など、ガンの補助療法として用いることができます。
ビタミンCは他の標準的なガン治療(手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤))の効果を低下させることはありません。逆に併用により放射線や抗がん剤の副作用を軽減させ、その効果が高まることが示唆されています。


点滴時間、治療の回数や期間は?

最初はビタミンCを少ない量から点滴を開始し、徐々に量を増やして、50〜75gの治療濃度まで増量します。点滴時間は1時間30分〜2時間です。ビタミンCの投与量を決めるためにビタミンCの血中濃度測定します 。点滴の回数は、抗がん作用を期待した場合、リオルダン・クリニックでの標準的なプロトコル(『リオルダン・プロトコル』)では、最初の6カ月間は週2回、次の6カ月は週1回、2年目は月2回、それ以降は月1回程度で点滴することを勧めています。


大量のビタミンCを点滴して、本当に副作用はないの?

超高濃度ビタミンC点滴療法の副作用は非常に少ないと言われています。
年間3000件の点滴療法を行っているリオルダン・クリニックでも、後遺症を起こす重篤な副作用の報告はありません。血管穿刺部位の痛み、頭痛、吐き気などの症状がおきることがありますが、点滴速度を緩徐にすることで多くは解決されます。
心不全、腎不全、人工透析中、先天性G6PD欠損症の方はビタミンC点滴をすることが出来ません。


G6PD検査とは?

G6PDは赤血球の機能を保つための酵素です。G6PD欠損症は日本人には希な遺伝性疾患ですが、日常の生活に支障がないために、これまで注目をされませんでした。しかし、遺伝性G6PD欠損症の患者さんに大量のビタミンCを点滴すると、重症の容血性貧血(赤血球が破壊されることによって起こる貧血。赤血球が破壊されることを溶血という。)を起こすことがあります。このような合併症を防ぐために、ビタミンC点滴を受ける前には必ずG6PDの検査をし、安全に治療が受けられるかを判断します。

 高濃度ビタミンC点滴療法は体に優しい副作用のないガン治療の一つとして注目されています。
この治療
はガンの初期、再発予防から手術・放射線・化学療法が無効の進行ガンの患者さんまで幅広く受けていただくことができます。